玄メモ改 Vol.003 利用者様による直感的現場指導!

利用者様による直感的現場指導!

■とにかく歌い続けるおじいさん。
だいたい、1日に4時間。
玄玄を唄の教室だと思っているようで、最近は他の利用者さんも唄につられて近くに寄っていってます。
■なのですが、先日。
■そのころ、少しずつ新規利用の方が増えてきたこともあり、まだ慣れていない利用者さんのことを知っていく最中。
で、その日は唄の会のギャラリーが少なかったわけです。
■確かに朝から超・不穏ではあったのですが、
■「散歩に行く」と・・・
■このおじいさん、普段はご機嫌斜めでも、散歩に行くと、帰るときには
「いやぁ~、またきましたぁ~」
と、ご機嫌になる人なので、少し安心していたのですが。
■ですが、この日は違った。
たぶん、なんだかいつもと違う玄玄の雰囲気を察知したのでしょう。
このおじいさんの凄い所は、新規の利用者がいる日に限って、朝の送迎時から「ふ・お・ん」なのです。
まだ新しい人に会う前からですよ。
スタッフのビミョーな雰囲気の違いを察知するのでしょう。
そのへんが、さすが、すごい。
■まぁ、それでその日ですが。
そりゃ、いつもとは違いますよ。
おりゃ~っと。
玄玄のある団地は、上に登っていくと山に行くのですが、まぁ、登って登って、山道に入って入って、
もう、道なんかじゃないところまで行って、崖の端から降りようとしているわけです。
■いつもついていく職員と、この日散歩は初めての職員、二人でついていってたのだけど。
■もう、対応不可能。。
■即・ケータイ
というわけで、駆けつけたわけです。
■そこでは、必死に崖を降りようとするおじいさんに、
職「絶対降ろすわけにはいかーーーん!」
爺「わかっとるわい!!そこの枝を落としたいだけじゃーーー」
職「よっしゃーー。わたしもやる!!とりゃーーー」
爺「とりゃーー。枝を落とせーーーー!とりゃーーー」
■という具合で、まぁ、わけわかりませんが、とりゃーっと、散々枝を投げまくり、後は、
「よし、帰ろう」
とご機嫌で帰られました。
■”何がしたかったのか?”
意味はわかりませんが、このおじいさん、ある部分からは玄玄に帰りたかったのだと思います。
だけど、もうここまで来た以上引き返せない。
というわけで、
「とりゃーっと枝を投げて落としに来た」
ということになったのかもしれません。
その理由にちゃーんと乗っかっていく。
本人も、何でこうなったのか自分でもわからないなりに、そのときの突っ込み具合とタイミングと間。
そのなかでなんとなく、理由付けが出来て、整理されていく感じなのかもしれませんね。
■このおじいさんは今までも「個別対応が必要」ということを理由に、利用者の少ないデイを探し通っては、そこの利用者が増えてくると他の利用者の少ないデイに移る、ということを繰り返してきた。
■だけど、玄玄では利用者がたくさんいても、それぞれの距離感と時間で。
このおじいさんにとっても、他の利用者にとっても、スタッフにとっても。
刺激を与え合い、関係を作り、一緒に過ごしていける場になってほしいと思います。
■この日は特別にぶわぁ~っといっちゃいましたが、普段は、とても優しくて穏やかな人です。
誤解されないようにと思って最後に。
■たとえその日に新規の利用者がいても、しっかりやれよということでしょうね。
■今日も、もう、4時間は歌ってます。
2007年6月 藤渕安生

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