続「元祖 高木ブー伝説」と介護の話をつなげてみた。いや、マジで。ーあにーさん

高木ブー。あの雷様のオヤジであり、ウクレレを愛し、ドリフでひたすら愛されキャラを貫いた男。そう、あの「元祖 高木ブー伝説」だ。いわば伝説の中の伝説。世間は勝手に「何もしていない」とか言ってたけど、ウクレレの腕は一流だし、何より彼の存在そのものが、ドリフのバランスを支えていたんだよ。表に出るエースじゃない。けれど、あの場にいなくちゃならない。そういう役割があるんだ。
で、介護の話にどうつなげるかって? いや、これが意外とすんなりいくんだよ。

「何もしていない」と思われる人が、実は場を支えている

玄玄にいると、時々思うんだ。「あの人、あんまり何もしてないんじゃ?」っていう利用者さん、いる。体操には消極的、レクには興味なし、でも席には座っている。スタッフの声掛けにも、反応が薄い。
だけどね、こういう人が意外とデイの「空気」を作ってるんだ。周りの人がリラックスできるように、何気なく場を支えている。まるで高木ブー。彼がただの「雷様のおじさん」だったら、ドリフはあんなに長続きしなかっただろう。でも、実際には彼の緩さが全体のバランスを取っていた。
玄玄もそう。「何かをしなくちゃいけない」と焦らせることが、いいわけじゃない。「ただそこにいることが意味を持つ人」っていうのが、実はめちゃくちゃ大事なのだ。

目立たないけど、大事な役割ってあるんだよ

介護の現場で働いていると、どうしても「頑張ってる人」にスポットライトが当たる。バリバリ動くスタッフ、リーダーシップを発揮する職員、熱心にレクに取り組む利用者さん。そういう人たちは確かに素晴らしいし、目を引く。
でもさ、ちょっと考えてみてほしい。例えば「一見、何もしていないように見えるけど、場を落ち着かせるスタッフ」とか、「ずっと同じ椅子に座って、ただ周りの話を聞いているだけの利用者さん」。こういう人たちがいるからこそ、デイは成り立つんじゃないか?
あのさ、介護ってさ、バンドみたいなもんなんだよ。全員がギター弾いたら、うるさいだけだろ? たまにはベースも必要で、リズム隊も必要で、そんで時には「ただそこにいるだけで和む」っていう存在も不可欠なんだ。
高木ブー的な「静かに、でも確実に場を支えている人」っていうのは、どの介護施設にもいる。そういう人を軽視しちゃいけない。

「いるだけで価値がある」って、最高の才能だ

介護の世界では、「役割」が重視される。「この人は自立支援が必要」「この人は機能訓練に力を入れるべき」……もちろん、それは大事だ。でも、それだけじゃないんだよな。時には「ただそこにいるだけで、なんか空気が柔らかくなる人」とか「みんなが頑張るのを、黙って見守ってくれる人」が、めちゃくちゃ大切だったりする。
例えば、何かと笑わせてくれる利用者さんがいるだけで、場が明るくなることがある。「なんとなくニコニコしてるだけで、その場が和む」っていうのも、立派な役割なんだ。高木ブーは、ドリフの中でそういうポジションだった。決して前に出ない。でも、いないと成立しない。
介護の現場でも、そういう「目立たないけど、絶対に必要な人」を大事にしていきたい。そう思うんだ。

「何かをしなきゃ」じゃなくて、「いるだけで価値がある」を大事に

介護の現場って、時々「何かをしなきゃいけない」っていうプレッシャーがある。でも、無理に何かをさせることが、必ずしもいいわけじゃない。時には「ただいるだけで価値がある」っていう状態を、大切にすることが必要なんだ。
「元祖 高木ブー伝説」が証明しているのは、そういうことだ。「何かをする」ことだけが価値じゃない。「何もしないように見えて、実は場を支えている」っていうのも、最高の才能だ。
そういう視点を持って、介護の現場を見直してみると、また違う景色が見えてくるかもしれないよ。
ブー様92歳、誕生日本当におめでとう!
ー あにーさん

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