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日記の更新方法変更のお知らせ

2025年3月11日

いつも通所介護事業所玄玄のウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。

これまでウェブサイト内で更新していた「日記」ですが、今後は FacebookとInstagramの公式アカウント にて発信していくことになりました!

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50年間閉鎖病棟にいた男が退院し、姉と暮らす。そして、5年経った玄玄、この家での誕生日の話 ー藤渕安生

2025年3月10日
■50年。半世紀。オリンピックが何回も開催され、パンクが生まれ、ボブ・マーリーが死に、オールドスクール・ヒップホップが出てきて、ミレニアムが過ぎ、スマートフォンが普及し、気づけば世界はデジタル化し、何もかもが変わった。でも、変わらないこともある。たとえば、50年間ずっと閉鎖病棟にいたおじいさん。ある日、姉が彼を引き取ると言い出した。それが5年前、僕たちとの最初の出会いだった。
■そして今年も開催する彼の誕生日会。彼は、「姉に恩返しがしたい」「背中を流したい」。そう言ったらしい。でも「感謝はしていない」。このセリフは、なかなかのパンチラインだ。フリースタイルでEl-Pがラップしそうだし、都築響一が『夜露死苦現代詩』みたいなタイトルでまとめそうでもある。いや、違う。これはもっとリアルな話で、誰の物語でもない、このおじいさんの50年間の物語なのだ。
■誕生日の席で、彼は言った。「手紙を書きたい」。いや、正確には「手紙、かく」みたいな感じだった。言葉は不明瞭だった。長い間、閉鎖病棟で言葉を交わす機会が少なかったのだろう。誕生会を企画した2年目の看護師は、「一年前も、誕生日会だった。そのときは発語が聞き取りにくくかったが、すっかり言うことがわかるようになった。一緒に過ごす時間の重みを感じた」と言った。

私は、ここでレヴィ=ストロースの『野生の思考』を思い出す。「文字のない社会」。彼は退院してからのこの5年間、ずっと、延々と、象形文字、宇宙文字のようなものを書き続けている。だが、言葉がなくなることはなかった。今日、また、50年間封じ込められた言葉が、突然、姉への手紙というかたちで解放されたのだ。そして、この看護師は、その言葉を丁寧に便箋に書き留めた。
■玄玄からの帰宅時、私は姉に伝えた。「おじいさんが手紙を書きたいって言ってました。それを看護師が書き留めたんで、ぜひ読んでください。わたしたちが言ったこと、言わせた言葉は一言も入ってないんで」。姉は涙ぐんだように見えた。でも、どうして涙ぐんだのだろう。長い間の、色んな気持ちが複雑にまざったものか。突然の変化に対する驚きか。それとも、50年間の時間が一瞬で埋まった気がしたのか。     いや、たぶん全部だろう。
■「恩返しがしたい。でも感謝はしていない」。この言葉の意味を考えてみる。介護の現場では、こういう言葉に出会うことがある。「ありがとう」と言わない人もいるし、「助けてくれ」と言わない人もいる。でも、それは「思っていない」わけではない。ただ、表現する言葉を持たないだけなのだ。
■ここで、オチをつけるなら、「それでも、背中を流すのはいいことだ」となる。風呂場で、スポンジで、泡立てて。「ありがとう」と言わなくても、湯気の向こうで何かが伝わる。デイサービス、玄玄、ゲンゲン、GENGENとは、そんな場所でもある。ー藤渕安生

続「元祖 高木ブー伝説」と介護の話をつなげてみた。いや、マジで。ーあにーさん

2025年3月9日
高木ブー。あの雷様のオヤジであり、ウクレレを愛し、ドリフでひたすら愛されキャラを貫いた男。そう、あの「元祖 高木ブー伝説」だ。いわば伝説の中の伝説。世間は勝手に「何もしていない」とか言ってたけど、ウクレレの腕は一流だし、何より彼の存在そのものが、ドリフのバランスを支えていたんだよ。表に出るエースじゃない。けれど、あの場にいなくちゃならない。そういう役割があるんだ。
で、介護の話にどうつなげるかって? いや、これが意外とすんなりいくんだよ。

「何もしていない」と思われる人が、実は場を支えている

玄玄にいると、時々思うんだ。「あの人、あんまり何もしてないんじゃ?」っていう利用者さん、いる。体操には消極的、レクには興味なし、でも席には座っている。スタッフの声掛けにも、反応が薄い。
だけどね、こういう人が意外とデイの「空気」を作ってるんだ。周りの人がリラックスできるように、何気なく場を支えている。まるで高木ブー。彼がただの「雷様のおじさん」だったら、ドリフはあんなに長続きしなかっただろう。でも、実際には彼の緩さが全体のバランスを取っていた。
玄玄もそう。「何かをしなくちゃいけない」と焦らせることが、いいわけじゃない。「ただそこにいることが意味を持つ人」っていうのが、実はめちゃくちゃ大事なのだ。

目立たないけど、大事な役割ってあるんだよ

介護の現場で働いていると、どうしても「頑張ってる人」にスポットライトが当たる。バリバリ動くスタッフ、リーダーシップを発揮する職員、熱心にレクに取り組む利用者さん。そういう人たちは確かに素晴らしいし、目を引く。
でもさ、ちょっと考えてみてほしい。例えば「一見、何もしていないように見えるけど、場を落ち着かせるスタッフ」とか、「ずっと同じ椅子に座って、ただ周りの話を聞いているだけの利用者さん」。こういう人たちがいるからこそ、デイは成り立つんじゃないか?
あのさ、介護ってさ、バンドみたいなもんなんだよ。全員がギター弾いたら、うるさいだけだろ? たまにはベースも必要で、リズム隊も必要で、そんで時には「ただそこにいるだけで和む」っていう存在も不可欠なんだ。
高木ブー的な「静かに、でも確実に場を支えている人」っていうのは、どの介護施設にもいる。そういう人を軽視しちゃいけない。

「いるだけで価値がある」って、最高の才能だ

介護の世界では、「役割」が重視される。「この人は自立支援が必要」「この人は機能訓練に力を入れるべき」……もちろん、それは大事だ。でも、それだけじゃないんだよな。時には「ただそこにいるだけで、なんか空気が柔らかくなる人」とか「みんなが頑張るのを、黙って見守ってくれる人」が、めちゃくちゃ大切だったりする。
例えば、何かと笑わせてくれる利用者さんがいるだけで、場が明るくなることがある。「なんとなくニコニコしてるだけで、その場が和む」っていうのも、立派な役割なんだ。高木ブーは、ドリフの中でそういうポジションだった。決して前に出ない。でも、いないと成立しない。
介護の現場でも、そういう「目立たないけど、絶対に必要な人」を大事にしていきたい。そう思うんだ。

「何かをしなきゃ」じゃなくて、「いるだけで価値がある」を大事に

介護の現場って、時々「何かをしなきゃいけない」っていうプレッシャーがある。でも、無理に何かをさせることが、必ずしもいいわけじゃない。時には「ただいるだけで価値がある」っていう状態を、大切にすることが必要なんだ。
「元祖 高木ブー伝説」が証明しているのは、そういうことだ。「何かをする」ことだけが価値じゃない。「何もしないように見えて、実は場を支えている」っていうのも、最高の才能だ。
そういう視点を持って、介護の現場を見直してみると、また違う景色が見えてくるかもしれないよ。
ブー様92歳、誕生日本当におめでとう!
ー あにーさん

「プリセプター養成セミナー」という謎の響き ー藤渕安生

2025年3月8日

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■プリセプター。言葉の響きがいい。「プリ」。可愛らしさがある。「セプター」。ちょっとSFっぽい。ガンダムのモビルスーツの名前でも通じそうだ。「プリセプター・ガンダム」。いや、違う。これは、新人育成担当者の話だ。介護現場における、いわば先輩職員の役割を担う人々のことを指す。

■2025年3月24日(月)、高口光子の「介護現場における新人育成担当者(プリセプター)養成セミナー」が開催される。タイトルが長い。長すぎる。しかし、そこには明確なメッセージがある。「新人をただ放り込んではいけない」「育て方にも技術がいる」「先輩が後輩をどう導くかは、介護の質を左右する」。たぶん、そういうことなのだろう。

■ところで、私は「プリセプター」という言葉を初めて聞いたとき、広島のアンダーグラウンド・ヒップホップ界隈を思い出した。なぜか。理由はわからない。でも、確かに思い出したのだ。あの頃は、独特のフローでそこそこ賑わせたものだ。あっはっは。

■ヒップホップには、「ヤンキーながらの先輩後輩の文化」がある。先輩が絶対で、後輩はとにかく背中を見て学ぶ。もちろん、無駄に体育会系ではないけれど、礼儀はある。「お疲れっす!」のトーンひとつで上下関係が決まる。介護の現場も似ている部分がある。経験者が未経験者を育てる。これは、HIPHOPで言えば、フリースタイルのバトルで、後輩が先輩のライムを浴びながら成長していくようなものだ。

■「プリセプター」は何をするのか

■このセミナーの内容をざっくりまとめると、「新人がスムーズに職場に馴染めるようにするための先輩職員の育成」ということになる。簡単に言えば、介護の現場で「OJTをどう機能させるか」を学ぶ場だ。

■しかし、OJTと言われると、「見て覚えろ」「背中を見ろ」的なブラックな香りが漂うことがある。もちろん、現代の介護現場ではそんなやり方は通用しない。介護は技術と哲学の両方が必要な仕事だからだ。「食事介助」ひとつ取っても、「とにかく食べさせればいい」わけではない。利用者がどんな人生を歩んできたか、どうすれば食べることが楽しみになるのか、そういう視点を持つことが重要になる。

■プリセプターは、新人に技術だけを教えるわけではない。「介護とは何か」「この仕事の意味は何か」そういうことも伝える。だが、こういう話は理屈っぽくなると響かない。だからこそ、実践を通じて伝えていくのがプリセプターの役割だ。

■「プリセプター」と「HIPHOPのサンプリング文化」

■ヒップホップのトラック(曲)には「サンプリング文化」がある。良いものを真似して取り入れる。トリビュートとしてパクる。それは単なるコピーではなく、オマージュであり、文化の継承なのだ。介護の技術も同じだ。「先輩のいい技術はどんどん盗め」と言われる。昔からの「美味しいケア」「うまいやり方」は、新人が学び、それを自分なりにアレンジしていく。その流れがなければ、文化は衰退する。

■HIPHOPでは、名トラックは何度もサンプリングされる。例えば、James Brownのビートは数え切れないほど使われている。介護の世界でも「名技」は受け継がれる。「この手の添え方がいい」「この声かけがいい」「この瞬間にこうすれば利用者が安心する」。そういう「技術のビート」を後輩が拾い、次の世代へと繋げていく。

■「わからない」ということを大切にする

■介護の現場では、「わからないこと」が山ほどある。「この利用者さんは何を考えているんだろう」「どうすれば気持ちよく過ごしてもらえるんだろう」──そんな問いに、明確な答えがないことも多い。でも、「わからない」からこそ、対話が生まれる。「こうすればいいんじゃないか」「こうやってみようか」と試行錯誤することが大事なのだ。

■介護の新人が「わからない」と言ったとき、「そんなの見て覚えろ」ではなく、「一緒に考えてみよう」と言えるのが、いいプリセプターなのだと思う。

■セミナーに行くべき人

■このセミナーは、「介護の現場で新人をどう育てるか」に悩んでいる人に向いている。特に、「なんとなく指導しているけど、うまくいかない」と感じている人。「教え方がわからない」と思っている人。「後輩がすぐに辞めてしまう」と困っている人。

■たぶん、そういう悩みは、ちょっとした工夫で解決できる。セミナーでは、その「ちょっとした工夫」を教えてくれるはずだ。参加すれば、新人指導が変わるかもしれない。いや、変わらないかもしれない。でも、それは行ってみないとわからない。

■プリセプターと介護の未来

■HIPHOPも、介護も、伝承が大事だ。「誰かから何かを受け取り、それを誰かに渡す」。この流れがなければ、文化は衰退する。介護の仕事は、技術だけではない。人の気持ちを汲み取る仕事だ。その感覚を、新人にも伝えていく。そのために、「プリセプター」という存在が必要なのだ。

■というわけで、もしあなたが介護の現場で「教える側」になっているなら、一度このセミナーに行ってみるのもいいかもしれない。何か新しい視点が得られるかもしれないし、得られないかもしれない。でも、何かを知るには、まずそこに足を運ぶことが必要なのだ。ピース。

ー藤渕安生

 

【筋肉少女帯と介護の、意外と深い関係】~ロックと人生とデイサービスの話~ーあにーさん

2025年3月8日
介護の話をする前に、一つ言いたいことがある。
筋肉少女帯が、好きだ。
あの、ぶっ飛んだ世界観と、
哲学的でありながら、どこかバカバカしい歌詞と、
鋭い毒をまぶしたペーソス。
たまらなく好きだ。
彼らの曲は、人生の不条理と向き合うための音楽だと思っている。
「生きるとは何か?」
「死ぬとはどういうことか?」
そんな問いを、真面目に、だけどふざけながら投げかけてくる。
で、それが、なぜか介護の現場と妙に重なるのだ。

「踊るダメ人間」と介護のリアル

「ダメ人間! ダメ人間!」
あのフレーズを知らない人はいないだろう。
一見するとただの脱力ソング。
でも、よく聞くと、「ダメであること」の肯定なんだよな、あれは。
介護の仕事をしていると、「ダメであること」を受け入れる場面が多々ある。
利用者さんは、できなくなったことを受け入れながら生きている。
介護職員も、完璧になんてできやしない仕事を抱えながら、
それでも毎日、なんとか踏ん張っている。
「ダメでもいいじゃないか!」
そう言いながら、最後は結局、踊るしかないのだ。

「元祖 高木ブー伝説」と高齢者の自由

「これ、うちのデイサービスの利用者さんたちのテーマソングにしたい」と思った。
介護の世界って、どうしても「生活の質を保つために」とか
「安全のために」ってルールが増えがちだ。
もちろん、それは大事なこと。
でも、利用者さんたちの中には、「俺は俺のやりたいように生きる!」って人がいる。
デイサービスに来ても、決められたスケジュールには乗らず、
「俺は昼寝する!」と宣言する人。
「レクリエーション? そんなもんより、競馬新聞読ませろ!」って人。
そういう姿を見ると、思う。
「ああ、この人たち、生きてるな」
自分の好きなことを貫く、
それこそが「生活の質」なんじゃないかって。

「香菜、頭をよくしてあげよう」と認知症ケア

この曲のタイトルを聞いて、
「なんかちょっと介護っぽい」と思った私は、もう筋少に毒されている。
認知症のケアって、結局のところ、
「頭をよくする」とかじゃなく、
「その人が、その人らしく生きるために、どう関わるか?」だと思っている。
何かを思い出せるようにするんじゃなくて、
忘れても大丈夫な環境をつくること。
正しい言葉を使えるようにするんじゃなくて、
伝えようとする気持ちを受け止めること。
この仕事をしていると、
「正しさ」よりも「寄り添うこと」のほうが、よっぽど重要だと気づく。

最後に、介護の話をしよう

介護の現場は、ロックだ。
予定通りにいかないし、思い通りにならない。
でも、その中で、「なんとかするしかない」っていう
妙なエネルギーに満ちている。
筋肉少女帯の歌詞みたいに、人生は時に理不尽だ。
だけど、その理不尽さの中で、
それぞれの「生きる」を見つけるのが、介護なんだと思う。
今日も私は、デイサービスで利用者さんと話す。
「なあ、最近の音楽はつまらんな」
「じゃあ、筋肉少女帯でも聴きます?」
「……なんだそれは?」
いいから聴いてみてくれ、おじいちゃん。
意外とハマるかもしれないぜ。
ー あにーさん

ヴィヴィアン・ウエストウッドと介護ICT──システム導入も「反逆の精神」で考えろ

2025年3月7日

■介護業界にとって、ICTは便利なのか、それとも厄介なのか。ケアプランをデータで管理し、事業所間で連携できる「ケアプランデータ連携システム」の無料キャンペーンが6月1日から始まるらしい。対象は全事業所。なんとも太っ腹な話だ。でも、実際にこれを使うべきなのか? それとも、「そんなもんいらん」と突っぱねるべきなのか?

■そもそも、介護の世界は「紙文化」が根強い。紙の書類、ファックス、押印。どこか昭和の香りが漂う。でも、それを「時代遅れ」とは言い切れない。なぜなら、「手書きのほうが頭に入る」とか、「書類をめくる感覚が大事だ」とか、そういう「身体感覚」としての作業があるからだ。デジタル化は便利かもしれないが、それが「人間の手触り」を奪うのなら、ちょっと考えものだ。

■ここで、パティ・スミスの言葉を思い出す。「反逆することが自由ではない」。パンクの世界では、単に「既存のルールを壊すこと」が目的ではない。何を創るのか。どう変えるのか。そこに意味がある。そして、ヴィヴィアン・ウエストウッドは、その視点を「伝統を未来に取り入れる」という形で実践した。彼女は、「古いものを否定する」のではなく、「どう未来に活かすか」を考えた。

■介護業界も、ICTを導入するなら、この視点が必要なのではないか? ただ「紙をやめてデジタル化する」のではなく、「紙の良さを活かしながら、デジタルの利便性を取り入れる」。たとえば、ケアプランの基本情報はデータで共有する。でも、現場の職員が使うツールとしては、あえて「紙のノート」を残す。あるいは、利用者ごとの「個別ノート」を電子化するのではなく、写真や音声メモを活用して、より直感的な記録ができるようにする。「紙かデジタルか」の二択ではなく、「どう融合するか」が大事なのだ。

■これは、まさに「ブリコラージュ」的な発想だ。手元にあるツールをどう組み合わせるか。新しいシステムをどう活用するか。試しながら、最適な形を探っていく。

■結局のところ、「ケアプランデータ連携システム」は「使い方次第」だ。デジタル化すれば業務が楽になるのか? それとも、余計な手間が増えるのか? それは、現場の工夫次第。「ICTを導入すること」が目的になってはいけない。「より良いケアをするための手段」として、どう使うか。それを考えることが、これからの介護には求められているのかもしれない。

■「反逆することが自由ではない」。ヴィヴィアン・ウエストウッドのビジョンのように、「伝統を未来に取り入れる」ことが大切だ。介護のICT化も同じだ。「やるか、やらないか」ではなく、「どうやるか」。無料キャンペーンが始まる6月1日、それを考える良い機会かもしれない。そして、デジタルのことを、デジタルで考え、デジタルで書いている。まぁ、玄玄はこれ、しばらくやらないかな。。。藤渕安生

楽しいひなまつり♬

2025年3月5日

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こんにちは、ゆっこです。

ひな祭りでしたね!

利用者様と沢山の作品を作りました〜!

大きなお内裏様とお雛様。

小さめサイズのお内裏様とお雛様。

顔ハメタイプのお内裏様とお雛様。

それぞれいつもながら個性しかありません!

最高に素敵な作品たちです!

顔ハメタイプでは女性がお内裏様被ってみたり

変顔してみたりと、いくつになっても

笑いは欠かせませんね!!笑

昔話になるとおしゃべりが止まらない皆様は

少女のようにおひなさんのお話をされていました!

ゆっこ

 

 

思い通りにならない日もある:介護現場で見えた笑顔への工夫

2025年3月4日

【スタッフの喜びと気づき】

介護の現場では、利用者様の些細な反応ひとつが大きな励みになります。Sさんは「入浴を拒否しがちな方が入ってくれた」と喜びを語り、何度声かけしても断られてしまう日々が続く中での成功例は、スタッフとして大きな達成感につながります。

また、Yさんが「自由に過ごせた」と感じられたのは、利用者様とスタッフ双方のリズムを尊重できた結果でしょう。Aさんの「初日より流れが見えてきた」という言葉からは、試行錯誤しながらもだんだんと落ち着きを得ている様子がうかがえます。こうした前向きな言葉の共有が、チームの連携をさらに深めてくれるのです。

【利用者様の様子とケアポイント】

一方、利用者様それぞれの状態にも常に目を配らなければなりません。ケアマネさんやご家族と情報を共有しながら、変化をこまめに観察していくことが重要になります。

また、排泄に時間がかかる場合は、本人の気持ちも落ち着かなくなることが多いもの。スタッフがゆとりを持ち、焦らず見守る姿勢が必要といえます。さらに、月曜日は各利用者様がそれぞれのペースを保ちやすいため、集団で取り組む活動がやや難しいのが現状。とはいえ、紙芝居や歌の時間には自然と声を出して参加してくださる方もいるなど、状況によって盛り上がり方も変わるため、柔軟な対応が求められます。

【自然なタイミングとスタッフの柔軟性】

全員が同時に集まるのは難しいからこそ、複数の利用者様が偶然同じ場所にいるときが好機になります。そこで歌を始めたり、紙芝居を読んでみたりして、参加したい方が自由に加わっていただけるように工夫します。特に月曜日のようにバラバラになりがちな日は、スタッフ側が「利用者様のタイミングを優先する」ことを意識すると、思わぬ形で一体感が生まれることもあるでしょう。

そして大切なのは、「介護では思い通りにいかない場面があって当然」という考え方を受け入れること。上手くいかないときほど、スタッフ自身が落ち着きを失わず、楽しい雰囲気を作れるかどうかで、その後の展開が変わります。柔軟な発想と前向きな姿勢を持って取り組めば、利用者様も安心感を得やすくなり、小さな笑顔が積み重なっていくはずです。


【まとめ】

介護の現場では、利用者様の体調や気分が日々移り変わるため、スタッフの思惑どおりに進むことはそう多くありません。それでも、入浴拒否がちな方が入浴してくださったり、自由な空気を喜んで過ごされる姿を見ると、スタッフは報われる思いがします。もちろん、体調変化や排泄のトラブルといった問題に直面することもありますが、そこは早めの観察と報告、そして利用者様のペースに合わせた対応が欠かせません。

特に月曜日は、利用者様が思い思いに行動されることが多いため、まとまったレクリエーションを進めにくい一方で、偶然集まったときに催しを始めるなど、柔軟なアプローチがかえって盛り上がるきっかけになることもあります。スタッフが前向きに取り組み、利用者様の反応を見ながら細かく修正していく過程そのものが、介護の醍醐味といってもいいでしょう。

笑顔や安心感を育むために、スタッフが落ち着きと楽しむ心を忘れずに過ごす――そんな姿勢が、思い通りにならない日でも意外な形で良い成果をもたらしてくれるかもしれません。

サザンカの玄玄

2025年2月19日

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こんにちは、ゆっこです。

玄玄の玄関にはサザンカがあります。

利用者様はサザンカが大好きです!

ある日皆様とスケッチをして塗り絵をしました。

私には真似できないくらい上手に皆様お描きされました!

そして塗り絵も、もちろんサザンカは赤ですが

それ以外の背景だったり花瓶だったりを

各々の好きな色で仕上げてなので

本当に十人十色の作品が完成しました。

皆様のこれまでの人生が垣間見える作品ばかりでした。

いくつになってもその人らしさって現れるんですね。

出来上がった作品を見る利用者様の表情は

キラキラしていました!

素敵なプレゼントをありがとうございました。

ゆっこ

鬼は〜外〜!!

2025年2月5日

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こんにちは。ゆっこです。

先日はみなさんでと協力して鬼退治をしました!

玄関から突如現れた、スタッフS鬼!!

以前からコツコツと用意していた新聞紙をちぎって丸めた豆を

おもいっきりをと言いたいところですが

心優しい皆様は、優ーしく優ーしく撒いていきました。

皆様、敏腕な俳優さんでした!

S鬼はきちんと全員のところをまわって

滅多斬りしてもらいました(笑)

あとは皆様に福が来るのみです!!

それにしてもS鬼の微妙に奇妙な動きに違和感を覚えたのは

私だけだったのでしょうか。。。(笑)

ゆっこ