地域に暮らし、本当にケアや支えが必要な人に
丁寧に関わっていきたい
そんな気持ちで、「通所介護事業所玄玄」は、2007年4月広島市佐伯区五月が丘に誕生し、その後2014年12月に現在の広島市南区仁保に移転しました。
「玄玄」とは、「極めて奥深いこと」という意味です。お年寄りと関わる仕事を続ければ続けるほど、人の奥深さ、豊かさについて考えることが多くなりました。
“人の奥深さをじっくりと大事にしたい”という思いで、「玄玄」という名前は付けられています。
オープンからこれまで、少しの支援が必要な方から、多くの支援が必要な方まで、ご自宅で暮らす高齢者に対し、“すべて受け入れる”という方針で関わりをもってきました。
定員10名の小規模な事業所だからこそできる、臨機応変、柔軟で丁寧な関わりをおこない、一人ひとりに手作りのケアを創造しています。
「ここで、暮らしたい」というご本人の思い。また、「ここで、一緒に暮らしたい」というご家族の思い。
そういった気持ちを最大限に尊重し、ご本人に対しての直接的なケアはもちろん、ご家族だけではカバーしきれない介護面を、できる限りサポートしています。
玄玄には、専門的な訓練や全体プログラムはありません。ですが、決して無気力・消極的なケア・取り組みということではありません。
年齢を重ね、老いたり、病んだり、障害を持ってしまったり。
そういった方々にとっての本当の処方箋は、実は生活の中、そして人と人との関係の中に隠されています。
玄玄ではそういった、生活という人々が誰しも行うことを大事にし、人と人との間を大事にし、やがて誰しもが迎える最後まで、ゆっくりと、丁寧に関わっていく覚悟で毎日のケアに当たっています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
通所介護事業所 玄玄
藤渕 安生